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Designer:Yuichi Ishitake
■デザインコンセプト:既存建物の持つポテンシャルとの共演(和モダンの演出)
九州の温泉地嬉野にある老舗旅館の改装工事である。今回国の高付加価値化事業補助金を活用したリニューアルがクライアントから求められた。
今回の計画エリアは築50年、鉄筋コンクリート造2階建の風情のある庭と露天風呂が残る建物である。
外部開口部やトイレ位置、庭等既存建物の持つポテンシャルをいかに活用していくかが設計の最大のテーマとなった。
店舗を営業しながら尚且つ短期間での工事(1期工事:2F 2期工事:1F)の為設計を含めた事前検討及び現場エ数を少なくするよう
事前に製作できる工事・工程の選定がキーポイントとなった。(リフォームの工業化:ミサワホームの企業ポリシー…工業化住宅の推進)
デザインとして既存アルミ障子と新規格子をモチーフにした和モダンな落ち着きのある空間の演出とおもてなしの気持ちを伝える設えの場所をご提案。
間接照明を活用した照明計画でくつろぎの時間をゆったりと過ごしていただけるよう配慮している。
ご満足いただける雰囲気に出来上がり、毎年芽を出すタケノコが今年も見れると喜ばれていたクライアントの笑顔が印象的である。